事実と真実
最近のニュースはもっぱら「ロシアとウクライナ」である世の中だ。
俺はあまり歴史が詳しくなくて、第一次世界大戦や第二次世界大戦の事を知らない。でも何かのきっかけでしか何かは起こらないので、誰かが誰かに何かをして戦争が起きている、という漠然で頭の悪い事は想像できる。SNSで流れてきた情報は、「ウクライナはロシアの元カノ。未練タラタラなロシアはウクライナをまだ俺の女だと思っているから屈服させたい」というもの。めちゃめちゃ分かりやすい。天才だと思う。
ただし、それが戦争を起こす理由にはならないし人が死んでいい理由にはならないと、アホな俺でも分かる。
例えば俺の友人が戦争に巻き込まれて死ぬとする。そしたらその友人とはもう一緒にラーメン食べれないし麻雀も出来ない。これから先の思い出をつくる事が出来ない。
死んでも思い出は無くならない、と言うけど、いない人の思い出は徐々に忘れていってしまう。ずっと悲しむ事は出来ない。
自分達都合が通る事はそんなに重要な事だろうか。肉が食べたい→牛が死ぬ みたいな図式は故意的ではない。あくまで結果的に起こる事だし食べる事で浄化しようとしている。正当化しているわけじゃないけど。というか、そしたら人間を殺したら人間食えばええんか??という図式になってしまう。ああ違うそういう事を言いたいわけじゃなくて…
少なくとも誰かが悲しんでいる姿をみるのはとても嫌だ。行列のできるラーメン屋で自分の前でスープが終わってしまうのと同じくらい嫌だ。いや全然同じじゃねーだろ。ああもう言葉って難しいなぁ。
昨日俺の先輩が亡くなった。
メシ食いに行ったりお互いの悩みを話したり冗談を言い合ったりした仲だった。
信じられなくて、知らせを聞いた時は言葉にならなかった。
今でも言葉にならない。
誰かがいなくなるのはもう嫌だなあ